設立: 2016年
本社: 英国ブリストル
従業員数: 約500人 (2023年12月時点)
CEO: Nigel Toon
日本法人: グラフコア・ジャパン株式会社 (2021年4月設立)
代表取締役社長: 中野守
事業内容: AIおよび機械学習向けアクセラレータの開発・販売
主な製品:
- IPU (Intelligent Processing Unit): AIおよび機械学習ワークロード向けに特化設計されたプロセッサ
- Poplar SDK: IPU上で動作するソフトウェア開発キット
- MLOps: 機械学習モデルの開発・運用を支援するツール
特徴:
- グラフ処理能力: グラフ処理に特化したアーキテクチャにより、従来のCPUやGPUと比べて高い性能を発揮
- 大規模モデル対応: 100億パラメータを超える大規模な機械学習モデルにも対応
- 電力効率: 従来のAIアクセラレータと比べて高い電力効率を実現
主な顧客:
- Microsoft
- Amazon Web Services
- Tesla
業績:
- 2022年12月期の売上高は約1億ドル
- 累計調達額は約7億ドル
今後の展望:
- エクサスケールAI時代の到来に向け、IPUの性能向上とソフトウェア開発に注力
- クラウドだけでなく、オンプレミスやエッジデバイス向けの製品開発にも力を入れる
参考情報:
- Graphcore公式サイト: https://www.graphcore.ai/
- Graphcore日本法人公式サイト: https://www.graphcore.ai/ja-jp/
Graphcore 製品情報
IPU:
- AIおよび機械学習ワークロード向けに特化設計されたプロセッサ
- 従来のCPUやGPUと比べて高い性能と電力効率を実現
- 100億パラメータを超える大規模な機械学習モデルにも対応
Poplar SDK:
- IPU上で動作するソフトウェア開発キット
- Python APIを提供
- TensorFlow、PyTorchなどの主要な機械学習フレームワークに対応
MLOps:
- 機械学習モデルの開発・運用を支援するツール
- モデルの訓練、評価、デプロイ、管理などを自動化
- IPUとPoplar SDKと統合
まとめ
Graphcoreは、AIおよび機械学習向けアクセラレータの開発・販売を行う英国の企業です。同社のIPUは、高い性能と電力効率を実現しており、Google、Microsoft、Amazon Web Servicesなどの主要なクラウドサービスプロバイダーに採用されています。今後は、エクサスケールAI時代の到来に向け、IPUの性能向上とソフトウェア開発に注力していく予定です。