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UMC 会社概要

UMC 会社概要

正式名称: ユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社 英文名称: UMC ELECTRONICS CO., LTD. 日本本社所在地: 東京都港区 設立: 1980年 従業員数: 約31,000人 (2023年12月現在) 日本代表者: 高田真也 (代表取締役社長)

事業内容

UMCは、半導体受託製造サービス(ファウンドリ)を提供する企業です。顧客から設計データを受け、ウェハー製造、チップ製造、パッケージング、テストなどの工程を請け負い、完成したチップを顧客に納品します。

主要製品・サービス

  • ロジック半導体製造
  • 特殊プロセス
  • システムLSI製造

財務状況

UMCは、世界第4位の半導体ファウンドリであり、TSMCやサムスン電子に比べると規模は小さいですが、堅調な財務状況を維持しています。

2023年12月期業績

  • 売上高: 73億米ドル
  • 営業利益: 11億米ドル
  • 純利益: 8億米ドル

上場状況

  • 台湾証券取引所に上場 (TWSE: 2303)
  • ニューヨーク証券取引所に上場 (NYSE: UMC)

株価

  • 2023年12月20日現在: 約5.6米ドル

主要株主

  • 台湾政府: 約6.7%
  • 外国人投資家: 約70%

競合企業

  • TSMC
  • サムスン電子
  • インテル
  • SMIC

UMCの強み

  • 日本発のものづくりの品質
  • 高い技術力
  • 顧客との信頼関係
  • コスト競争力

UMCの課題

  • 先端技術への投資不足
  • 生産能力の不足
  • 地政学リスク

UMCは、今後も日本発のものづくりの強みを活かし、成長していくことが期待されています。

参考資料

  • UMC公式サイト
  • UMC 2023年 年次報告書
項目TSMCUMC
本社所在地台湾台湾
設立1987年1980年
従業員数約56,000人約31,000人
事業内容半導体受託製造半導体受託製造
主要製品ロジック半導体、メモリー半導体ロジック半導体、特殊プロセス
財務状況非常に堅調堅調
上場状況台湾証券取引所、NYSE台湾証券取引所、NYSE
強み世界最先端の技術、圧倒的な生産能力日本発のものづくりの品質、技術力
課題中国リスク、技術流出先端技術への投資不足、生産能力不足
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SMIC 会社概要

SMIC 会社概要

正式名称: 中芯国際集成電路製造有限公司 英文名称: Semiconductor Manufacturing International Corporation 本社所在地: 上海市 設立: 2000年 従業員数: 約58,000人 (2023年12月現在) 代表者: 趙海軍 (董事長兼執行長)

事業内容

SMICは、中国最大の半導体受託製造サービス(ファウンドリ)を提供する企業です。顧客から設計データを受け、ウェハー製造、チップ製造、パッケージング、テストなどの工程を請け負い、完成したチップを顧客に納品します。

主要製品・サービス

  • ロジック半導体製造
  • メモリー半導体製造
  • 特殊プロセス

財務状況

SMICは、中国政府の支援を受けて成長してきた企業ですが、近年は技術力や生産能力においてTSMCなどの競合企業に遅れを取っています。

2023年12月期業績

  • 売上高: 72億米ドル
  • 営業利益: 8億米ドル
  • 純利益: 5億米ドル

上場状況

  • 上海証券取引所に上場 (SSE: 688981)
  • 香港証券取引所に上場 (HKEX: 0981)

株価

  • 2023年12月20日現在: 約15.8人民元

主要株主

  • 中国政府系機関: 約50%
  • 外国人投資家: 約20%

競合企業

  • TSMC
  • サムスン電子
  • インテル
  • UMC

SMICの強み

  • 中国市場へのアクセス
  • 政府支援
  • 低コスト

SMICの課題

  • 技術力不足
  • 生産能力不足
  • アメリカ政府による制裁

SMICは、中国政府の支援を受けながら、技術力向上と生産能力増強に努めています。今後の成長には、技術力向上と国際関係の改善が不可欠です。

参考資料

項目TSMCSMIC
本社所在地台湾中国
設立1987年2000年
従業員数約56,000人約58,000人
事業内容半導体受託製造半導体受託製造
主要製品ロジック半導体、メモリー半導体ロジック半導体、メモリー半導体
財務状況非常に堅調不安定
上場状況台湾証券取引所、NYSE上海証券取引所、香港証券取引所
強み世界最先端の技術、圧倒的な生産能力中国市場へのアクセス、政府支援
課題中国リスク、技術流出技術力不足、生産能力不足、アメリカ政府による制裁
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インテル 会社概要

インテル株式会社 会社概要

正式名称: インテル株式会社 英文名称: Intel Corporation 日本本社所在地: 東京都千代田区 設立: 1971年 従業員数: 約112,000人 (2023年12月現在) 代表者: パット・ゲルシンガー (CEO)

事業内容

インテルは、半導体製造および設計を行う企業です。主に、以下の製品を開発、製造、販売しています。

  • 中央処理装置(CPU): Core™ プロセッサー、Xeon® プロセッサーなど
  • グラフィックス・プロセッサー(GPU): Arc™ グラフィックスなど
  • メモリ: Optane™ メモリーなど
  • FPGA: Stratix® FPGAなど
  • ソフトウェア: oneAPI など

財務状況

インテルは、世界最大の半導体メーカーの一つですが、近年はTSMCなどの台頭によりシェアを落としています。

2023年12月期業績

  • 売上高: 740億米ドル
  • 営業利益: 135億米ドル
  • 純利益: 88億米ドル

上場状況

  • ナスダック市場に上場 (NASDAQ: INTC)

株価

  • 2023年12月20日現在: 約27米ドル

主要株主

  • 機関投資家: 約70%
  • 個人投資家: 約30%

競合企業

  • AMD
  • NVIDIA
  • サムスン電子
  • TSMC
  • UMC

インテルの強み

  • 長年にわたる半導体製造の経験とノウハウ
  • 世界的なブランド力
  • 強力な研究開発力
  • 幅広い製品ポートフォリオ

インテルの課題

  • 製造プロセスの遅延
  • 競争力のある製品開発への遅れ
  • 財務状況の悪化
  • 人材流出

インテルは、現在大きな変革期を迎えており、今後どのように事業を立て直していくのかが注目されています。

参考資料

項目TSMCインテル
本社所在地台湾アメリカ
設立1987年1968年
従業員数約56,000人約112,000人
事業内容半導体受託製造半導体製造・設計
主要製品ロジック半導体、メモリー半導体CPU、GPU、メモリ、FPGA
財務状況非常に堅調悪化傾向
上場状況台湾証券取引所、NYSEナスダック
強み世界最先端の技術、圧倒的な生産能力長年の経験、ブランド力
課題中国リスク、技術流出製造プロセスの遅延、競争力低下
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TSMC 会社概要

TSMC 会社概要

正式名称: 台湾積体電路製造股份有限公司 (Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Limited) 英文名称: TSMC 本社所在地: 台湾新竹市 設立: 1987年 従業員数: 約56,000人 (2023年12月現在) 代表者: 魏哲家 (董事長)

事業内容

TSMCは、半導体受託製造サービス(ファウンドリ)を提供する企業です。顧客から設計データを受け、ウェハー製造、チップ製造、パッケージング、テストなどの工程を請け負い、完成したチップを顧客に納品します。

主要製品・サービス

  • ロジック半導体製造
  • メモリー半導体製造
  • 3D積層技術
  • 特殊プロセス

財務状況

TSMCは、世界最大の半導体ファウンドリであり、非常に堅調な財務状況を誇っています。

2023年12月期業績

  • 売上高: 5992億米ドル
  • 営業利益: 2260億米ドル
  • 純利益: 1923億米ドル

上場状況

  • 台湾証券取引所に上場 (TWSE: 2330)
  • ニューヨーク証券取引所に上場 (NYSE: TSM)

株価

  • 2023年12月20日現在: 約620台湾ドル

主要株主

  • 台湾政府: 約6.7%
  • 外国人投資家: 約70%

競合企業

  • サムスン電子
  • インテル
  • UMC
  • SMIC

TSMCの強み

  • 世界最先端の半導体製造技術
  • 圧倒的な生産能力
  • 強固な顧客基盤
  • 積極的な研究開発投資
  • 優秀な人材

TSMCの課題

  • 中国リスク
  • 技術流出
  • 人材確保
  • 環境問題

TSMCは、今後も半導体業界を牽引していく存在であり、その影響力はますます大きくなっていくでしょう。

参考資料

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メガファブとミニファブ

メガファブとミニファブ

メガファブミニファブは、半導体製造工場の種類を指す言葉です。それぞれの特徴は以下の通りです。

メガファブ

  • 大規模な半導体製造工場
  • 最新の製造装置を導入
  • 8インチ、12インチ、300mmなどの大型ウエハーを用いる
  • 大量生産に適している
  • 投資額が巨大
  • 稼働率が低いと損失が大きくなる
  • 主に最先端の半導体製造に用いられる

ミニファブ

  • 小規模な半導体製造工場
  • 比較的古い製造装置を用いる
  • 6インチ、8インチなどの小型ウエハーを用いる
  • 少量生産や特殊な半導体製造に適している
  • 投資額が比較的小さい
  • 稼働率の変動に強い
  • 特殊なニーズに対応できる
項目メガファブミニファブ
規模大規模小規模
製造装置最新比較的古い
ウエハーサイズ8インチ、12インチ、300mm6インチ、8インチ
適した用途大量生産少量生産、特殊な半導体製造
投資額巨大比較的小さい
稼働率低い場合、損失が大きくなる変動に強い
用途最先端の半導体製造特殊なニーズに対応

メガファブとミニファブの今後

近年、半導体製造の需要増加に伴い、メガファブの建設が活発に進んでいます。しかし、最先端の半導体製造以外はミニファブの方が有利な場合も多く、今後も両方の存在が重要になると考えられます。

参考資料

  • SEMI
  • 日経クロステック(xTECH): 半導体製造装置、日本勢が世界首位を維持
  • 経済産業省: 半導体産業ビジョン2030